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“低予算ドラマ”noヨシヒコ彩る紅一点の木南晴夏

写真撮影で笑顔を見せた瞬間、部屋の空気が、ぱっと明るくなるのを感じました。

これがこの秋、金曜日の夜中を彩るムラサキさんの表情なのだ。『今回はクランクアップ前に放送が始まったので、皆さんの感想を聞きながらの撮影で、モチベーションがとても上がりました。若干のプレッシャーはありましたけど反響もすごく大きくて、最後まで楽しくできました』と、満足げに手応えを語りました。

昨年放送された人気ドラマの続編。勇者ヨシヒコ(山田孝之)が魔王を倒してから100年。再び現れた魔物たちを封印するため、蘇ったヨシヒコ達は『悪霊の鍵』を探す旅を続けている。

有名なアニメやパロディーがいろんなところに盛り込まれています。“低予算ドラマ”のため段ボール製のモンスターが登場するなど、緩い空気は相変わらずあります。

対照的に、役者は戦士ダンジョー役の宅麻伸さんをはじめ実力派揃いなのです。“どまじめに”戦っているのが笑いを誘います。

『宅麻さんが一番変わられた。前回は自分のキャラを模索している感じに見えましたが、今回は『どうしたんですか?』と言うくらいノリノリでした(笑)』

演じる村娘のムラサキさんは、勝ち気でちょっと口の悪い紅一点なのです。下らない呪文しか使えない魔法使いメレブ(ムロツヨシさん)と、毎回軽妙なやりとりを見せます。

「いつもゲスト出演者の方々は『楽しそうな現場でいいな~』と、うらやましそうに帰っていくんですよ」と笑う。たまに、戦いで傷ついたヨシヒコをうちわであおぐなど、ちょっとしたしぐさで花を添えている。
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